文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

  • おーちゃんお勧め度: ★★★☆☆
  • 感想: これの文章が国語のテストとかに出て、漢字の読み方とか書き取りをしろといわれたら、まず書けない。仮令(たとえ)。掠れた(かすれた)。嘯いた(うそぶいた)。兎に角(とにかく)。山の狢(やまのむじな)。うぉー。パソコンってすごいね。変換できちゃうんだね。ってことは書ける人は書けるし読めるのかっ! ともあれ、妊娠20ヶ月目に突入した娘さんが出てくる上に、憑物筋がうんじゃらかんじゃら、「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」とはいっても、妊娠期間中には読まないほうがよさそうな本だ。ともあれ、初めて読んだ京極夏彦、なかなか面白かったぞ。