未亡人の一年〈上〉 (新潮文庫)

未亡人の一年〈上〉 (新潮文庫)

未亡人の一年〈下〉 (新潮文庫)

未亡人の一年〈下〉 (新潮文庫)

  • おーちゃんお勧め度: ★★★★★
  • 感想: 私が読んだのは、新潮社の『単行本』なんだけど、装丁はぜんぜん単行本のほうがステキー!映画になるのはいいけど、この顔がリアルなのがいやだわ。しかもこの話は映画で見たら、ちょっとイヤかも・・・。
     ともあれ、久しぶりに読んだジョン・アービング。短編を読むのも良いけど、やっぱりジョン・アービングみたいなものすごい長編もどっぷり浸れて良いねえ。
     題名は 『未亡人の一年』 だけど、一年のことをコレだけ長く書いてるわけじゃなくて、話は、1958年夏、高校生のエディが小説家テッド・コールの家に助手としてアルバイトに行くところから始まり、テッドの娘そのころ4歳だったルースが41歳になる1995年の秋まで、なんと37年も続く。
     誰が主人公なんだろう?エディと、ルース、ルースの母マリアン、父コール、ルースの友人ハナ、それぞれ個性的すぎる登場人物が繰り広げる物語。ジョン・アービングを読んだことがある人も、ない人も、是非ぜひ。お勧めでっせ。