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R.P.G. (集英社文庫)

• おーちゃんお勧め度: ★★★☆☆
• 感想: R.P.G ってのは、ロール・プレイング・ゲームの略だったのか。あはは。 推理小説ではなくて、これは多分ミステリー。舞台は、ほぼ警察署内の取調室とその周りで完結している。全部読み終わってから、再び、最初からちょっぴり読み直したくなる作品。武上刑事と石津刑事は、もともと『模倣犯』と『クロスファイア』で登場している個性ある刑事らしいのだけど、『模倣犯』 も 『クロスファイア』 も読んだことがない私にとっては、今回の作品での両刑事の人となりの描写が少なすぎに思えました。ちょっと残念。でも、インターネット上の擬似家族、擬似恋愛、チャット、掲示板、e-mailなどなど、今まさに私たちのすぐそばにあることに端を発した殺人事件なところは、宮部みゆきだなぁと思う。