ためらい (集英社文庫)

ためらい (集英社文庫)

  • おーちゃんお勧め度: ★★☆☆☆
  • 感想: 小さい息子をベビーカーに乗せ、海沿いの村にやってきた主人公だが、なかなか友人宅を訪ねることができず、やっと玄関前までたどり着いたと思ったら、郵便受けを覗いてその中の郵便物を持って帰ってきてしまう。そして、主人公は友はその村に居るに違いないと思い込み、その友に付狙われて(?)いるとまで思い込むお話。著者の想像力もすごいけど、読者も想像力をたくましくして読んで、読み終えた後もその余韻に酔わないと、「で??」と聞いてしまいそうになる作品。